赤ちゃんをぐっすり眠らせる！完璧なおくるみの巻き方

赤ちゃんがなかなか寝つかない、夜中に何度も起きてしまう……。そんな悩みを抱えるママやパパにとって、「おくるみ」は強い味方です。
おくるみは、赤ちゃんの身体をやさしく包み込むことで安心感を与え、ぐっすり眠る手助けをしてくれる便利アイテム。

この記事では、初めての方でも簡単にできるおくるみの巻き方や、素材・サイズの選び方、使う時期の目安、安全に使うためのポイントなどを詳しく解説します。
家庭でできるちょっとしたコツを知るだけで、寝かしつけがぐっと楽になりますよ。

おくるみの巻き方：基本と手順

おくるみを使った赤ちゃんの寝かせ方

おくるみの一番の目的は「赤ちゃんを安心させてリラックスさせること」です。
赤ちゃんは、お腹の中で丸まった姿勢に慣れているため、手足をバタバタさせるといやになることがあります。おくるみで包んであげることで、穏やかに眠りにつきやすくなります。

寝かしつけ前には、照明を少し落とし、静かな環境をつくるのがおすすめです。やさしく声をかけながら包んであげると、赤ちゃんも安心してくれます。

具体的な巻き方の手順と注意点

1. おくるみを広げる
   床やベッドの上におくるみをひし形に広げ、上の角を少し折って赤ちゃんの頭を置くスペースを作ります。

2. 赤ちゃんを寝かせる
   肩が折り目にくるようにして、赤ちゃんを仰向けに寝かせましょう。

3. 右側を巻く
   赤ちゃんの右腕を体の横に置き、右側の布を体にかぶせ、左側へ折り込みます。

4. 下側を包む
   足元を締めすぎないように注意しながら、下の角を上に折り上げます。

5. 左側を巻いて完成
   左側の布を体にかぶせ、背中側へ折り込めば完成です。

💡 ワンポイントアドバイス
・足元は少しゆとりを持たせ、股関節を圧迫しないようにする。
・赤ちゃんの顔まわりに布がかからないように注意。
・巻いた後は、背中側がゆるみすぎないかチェックしましょう。

バスタオルでの省スペースおくるみ術

専用のおくるみがなくても、薄手のバスタオルやガーゼケットを代用できます。
家庭にあるもので簡単に試せるので、出産直後の準備が間に合わない場合にも便利です。
ただし、厚手のタオルは通気性が悪くなるため、なるべく軽く柔らかい素材を選ぶのがポイントです。

おくるみの素材とサイズ選び

赤ちゃんに適したおくるみの素材とは？

おくるみは、素材選びで赤ちゃんの快適さが大きく変わります。季節や室温に合わせて使い分けるのが理想です。

• 春・夏： ガーゼ素材、モスリンコットンなど通気性の良い生地。汗をかいてもムレにくいのが特徴。

• 秋・冬： フリースやダブルガーゼなど保温性の高い生地が人気。冷え対策にも◎

• オールシーズンタイプ： オーガニックコットンやブランケット素材。肌触りが良く、年間を通して使いやすいです。

また、毎日洗濯するものなので、速乾性や耐久性にも注目しましょう。

月齢に応じたサイズの選び方

赤ちゃんの成長に合わせて、おくるみのサイズを選ぶことも大切です。

人気のスワドルをチェック！

近年は、マジックテープやファスナーで簡単に留められるスワドル型おくるみが大人気です。
「スワドルミー」「エイデンアンドアネイ」「ミラクルブランケット」などは口コミでも評判。
初心者でもきれいに巻けるため、寝かしつけの時短にもつながります。

赤ちゃんの成長とおくるみの使用タイミング

生後何ヶ月までおくるみを使える？

一般的には生後3〜4ヶ月頃までが目安と言われています。
この時期を過ぎると、赤ちゃんは腕や脚を自由に動かしたがるようになり、おくるみが窮屈に感じる場合もあります。
ただし、赤ちゃんの性格や寝方には個人差があるので、様子を見ながら調整しましょう。

寝返りができるようになったら？

寝返りを始めたら、おくるみの使用は控える時期です。
動きを制限しすぎず、安全性を優先してスリーパーなどの代替アイテムに切り替えると安心です。
寝返りをサポートすることで、自分で寝姿勢を整える力も育っていきます。

おくるみ卒業後の注意点

おくるみを卒業したあとは、寝冷え対策と室温管理がポイント。
掛け布団よりも「着る毛布」や「スリーパー」などを使うと、動いても布団がはだけず安心です。
赤ちゃんの首元を触って“ほんのりあたたかい”くらいが快適なサインです。

私たちの体験談：おくるみのメリットとリスク

実際のおくるみ使用レビュー

我が家では夜泣きが続いた時期におくるみを試しました。
最初は少し戸惑いましたが、慣れてくると赤ちゃんが落ち着き、眠る時間が長くなりました。
特に、抱っこの回数が減ったのは嬉しいポイント。

ただし、巻き方がきついと汗をかいてしまうこともあるので、ゆるめを意識しました。

知恵袋から学ぶ赤ちゃんのおくるみ事情

育児コミュニティでは、「おくるみで寝つきが良くなった」という声が多数。
一方で「暑い時期は蒸れる」「巻くのが難しい」といった意見もあります。
季節に合わせて素材を変えたり、部分的に使うなど、柔軟な工夫がポイントです。

安全におくるみを使用するためのポイント

• 赤ちゃんの顔を布で覆わない

• 手足の自由を完全に奪わない

• 部屋の温度は20〜25℃を目安に保つ

• 寝る前の様子を観察し、汗や不快感がないか確認

これらを守ることで、安心しておくるみを活用できます。

おくるみを使った育児ハック

夜泣きを減らすおくるみの工夫

夜泣きが気になる場合は、寝る前のルーティンにおくるみを取り入れてみましょう。
たとえば「お風呂 → 授乳 → おくるみ → ねんね」という流れを毎日続けると、赤ちゃんが安心しやすくなります。
ママやパパも心に余裕が生まれ、夜の育児がぐっと楽になります。

赤ちゃんが快適に過ごすための室温管理

おくるみは素材だけでなく、部屋の温度や湿度も大切です。
冬は暖房の乾燥を防ぐために加湿器を併用、夏は冷房の風が直接当たらないように注意。
首や背中を触って「汗ばんでいないか」をこまめにチェックしましょう。

おくるみに関するよくある質問

おくるみの効果に関するQ&A

Q：おくるみを使うと本当に寝つきが良くなりますか？
A：個人差はありますが、安心感を与えることで落ち着く赤ちゃんは多いです。

Q：昼寝のときもおくるみを使っていいですか？
A：短時間であればOK。ただし、暑い日は通気性のある素材を使いましょう。

Q：洗濯はどのくらいの頻度で？
A：汗やミルク汚れがつきやすいため、1日1回の洗濯が理想です。乾きやすい素材を選ぶと便利です。

まとめ：安心して赤ちゃんを寝かしつけるために

おくるみの選び方と活用法のまとめ

• 月齢や季節に合った素材を選ぶ

• 肩・足元にゆとりをもたせて安全に包む

• 室温や湿度を常に意識する

おくるみは単なる布ではなく、「赤ちゃんの安心を包み込むやさしいツール」です。
正しい使い方を知ることで、親子の睡眠時間がより穏やかで快適になります。

赤ちゃんを守るための最終チェックリスト

✅ 顔や口元に布がかかっていないか
✅ 足がきつくなっていないか
✅ 室温が高すぎ・低すぎないか
✅ 汗をかいていないか

安心・安全を第一に、赤ちゃんのペースに合わせた使い方を心がけましょう。
おくるみを上手に取り入れて、家族みんなでぐっすり眠れる夜を迎えてください。