離乳食が少しずつ進み、「おやつの時間」を楽しめるようになってきた赤ちゃん。
そんな成長の瞬間に、ママやパパが心をこめて作る“手作りおやつ”は、赤ちゃんにとって安心で特別なごちそうです。
市販のおやつも手軽で便利ですが、手作りなら添加物を気にせず、旬の食材を使ってやさしい味わいを届けることができます。
さらに、素材の甘みや香りを感じることで、赤ちゃんの味覚を育てる絶好のチャンスにもなります。
この記事では、赤ちゃんが笑顔になる簡単で安心な手作りおやつレシピを10選ご紹介します。
赤ちゃんが喜ぶ!簡単手作りおやつとは?
赤ちゃんにとって「おやつ」は、ただの間食ではありません。
おやつの時間は“栄養補給”のチャンスであり、“食べる練習”の大切なステップでもあります。
離乳食が進むにつれて、手づかみ食べを覚え、いろいろな食材の味や食感を体験していくことで、赤ちゃんの「食べる力」は育まれていきます。
そこで注目されているのが、「手作りおやつ」。
100%自分の目で材料を選べる安心感に加え、家にある食材で手軽に作れるのも嬉しいポイント。
添加物や余分な甘さを避けつつ、赤ちゃんの体にも優しい、ほっこりとしたおやつタイムを演出できます。
手作りおやつを作るメリット
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安心して食べさせられる
市販品には保存料や香料が含まれていることもありますが、手作りなら必要なものだけでOK。素材の味そのままで、赤ちゃんにも安心です。 -
味覚を育てられる
甘味料を使わなくても、さつまいもやかぼちゃ、果物の自然な甘さで満足感たっぷり。素材本来の味を知ることが、将来の“食の好み”にもつながります。 -
親子で楽しめる時間になる
おやつを一緒に作ることで、赤ちゃんも興味津々。小さな手で混ぜたり丸めたり、五感を刺激する経験にもなります。
赤ちゃんにおすすめの手作りおやつのポイント
・やわらかく、喉に詰まりにくい食感にする
・素材は新鮮で旬のものを選ぶ
・砂糖や塩などの調味料は極力使わない
・赤ちゃんの月齢に合わせて大きさ・硬さを調整する
たとえば、生後9〜10ヶ月頃は指でつまんで食べられる「手づかみおやつ」。
1歳を過ぎたら、少し歯ごたえのある「パンケーキ」や「おやき」も喜ばれます。
赤ちゃんにぴったりの簡単手作りおやつ10選
① さつまいもを使った甘いおやつレシピ
自然な甘さとホクホク食感が魅力のさつまいもは、赤ちゃんの大好物!
「さつまいもボール」は、蒸したさつまいもをつぶして丸めるだけ。
豆乳を少し加えると、しっとりした舌ざわりになります。
冷凍保存も可能で、忙しい朝や外出前にも便利。
② バナナのやさしい手作りおやつレシピ
完熟バナナをフォークでつぶし、片栗粉を混ぜて焼くだけで「バナナもち」完成。
もちもちとした食感がクセになる、赤ちゃんに人気の簡単おやつです。
バナナの自然な甘みだけで十分甘く、砂糖不要。冷めてもやわらかく、手づかみにも最適です。
③ クッキー風おやつ:赤ちゃんが食べやすいレシピ
小麦粉と豆乳、少量のオリーブオイルで作る「赤ちゃんクッキー」は、オーブン不要でトースターでもOK。
甘みを出したい場合は、すりおろしにんじんやかぼちゃを加えると自然な甘さに。
お出かけ用おやつとしても人気です。
④ 10ヶ月頃からのおすすめ手作りおやつ
炊いたおかゆを薄くのばし、フライパンで両面をこんがり焼くだけの「おにぎりせんべい風おやつ」。
外はカリッと、中はもちっと。お米の香ばしさを楽しめる、歯の生え始めの赤ちゃんにも安心のおやつです。
⑤ 1歳から楽しめる健康的なおやつレシピ
豆腐と小麦粉を混ぜて焼く「豆腐ドーナツ」。
油で揚げずにオーブンやフライパンで焼けば、ふわふわ・もちもちの食感に仕上がります。
栄養価が高く、腹持ちも良いのでおでかけ前にもおすすめ。
⑥ りんごのコンポート
りんごを薄く切って電子レンジで1分半〜2分ほど加熱。
柔らかくなったらフォークでつぶすだけで、自然な甘みのスイーツに。
シナモンをほんの少し加えると香りが良くなります(1歳以降が目安)。
⑦ おからとバナナの焼きケーキ
おからとバナナ、卵黄を混ぜて焼くだけでできる簡単ケーキ。
甘みはバナナだけなので安心。
おからの食物繊維が腸内環境を整え、お腹に優しいおやつです。
⑧ かぼちゃのおやき
かぼちゃをつぶして片栗粉を加え、丸くして焼くだけ。
外はこんがり、中はホクホク。栄養もたっぷりで、冷めても美味しいのが魅力。
手づかみしやすく、赤ちゃんが夢中になる一品です。
⑨ にんじん蒸しパン
すりおろしにんじんを混ぜた蒸しパンは、ふんわり柔らかく、ほんのり甘い味わい。
見た目もオレンジ色でかわいらしく、見た目からも食欲をそそります。
冷凍保存して朝食代わりにも便利です。
⑩ ヨーグルトアイス
無糖ヨーグルトと果物ピューレを混ぜて冷凍するだけで、夏にぴったりのひんやりスイーツ。
バナナやいちご、ブルーベリーなどを使えば色鮮やかで見た目も可愛い!
食べすぎ防止のために、小さなカップに小分けしておくと安心です。
手作りおやつを作る際の注意点
砂糖や塩の使い方について
赤ちゃんはまだ未発達。塩分や糖分を摂りすぎると負担になることがあります。
そのため、砂糖や塩は“できるだけ使わない”のが基本。
素材の甘みを引き出す調理法(蒸す・焼く・つぶす)を意識すると、自然な甘さで満足できます。
保存方法と新鮮さを保つコツ
保存料を使わない手作りおやつは、冷蔵で1〜2日以内に食べ切るのがベスト。
多めに作った場合は冷凍保存を活用し、食べるときは自然解凍またはレンジで軽く温めてあげましょう。
特にバナナや豆腐を使ったおやつは、早めに消費するのが安心です。
おやつ作りに役立つ便利な道具
フライパンを使った簡単レシピ
フライパンひとつで作れる「おやき」や「パンケーキ」はママの味方。
テフロン加工のものを使えば油をほとんど使わず調理でき、後片付けもラクラクです。
電子レンジで簡単にできるおやつ
レンジ調理なら、火加減を気にせず時短で仕上がるのが嬉しいポイント。
コンポートや蒸しパン、バナナもちなど、思い立ったときにすぐ作れます。
ママにおすすめの調理器具
・ハンドブレンダー:野菜や果物をなめらかにできる
・シリコンカップ:蒸しパンや焼き菓子に再利用可能
・ミニスケール:小さな分量の計量がしやすく失敗しない
これらを使えば、赤ちゃんのおやつ作りがグッと楽になります。
おやつの栄養素と健康面の考慮
さつまいもやかぼちゃの栄養
どちらもビタミンCやβカロテンが豊富です。
食物繊維も多く含まれており、便秘がちな赤ちゃんにもおすすめです。
豆腐を使ったヘルシーおやつ
豆腐は良質なタンパク質が摂れるだけでなく、柔らかく消化しやすいのが魅力。
「豆腐ドーナツ」や「豆腐パンケーキ」に使えば、ふわっと軽い食感に仕上がります。
まとめ:赤ちゃんに優しい手作りおやつで楽しい食事時間を
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おやつ作りは、赤ちゃんの笑顔を引き出す最高の時間です。
「おいしいね!」と笑顔で食べてくれた瞬間こそ、ママ・パパにとってのご褒美です。
次回作りたいおやつのアイデア
季節のフルーツゼリーや、豆乳プリンなどもおすすめ。
旬の素材を取り入れることで、毎回違った味を楽しめます。
簡単手作りおやつで育む親子の絆
忙しい毎日の中でも、手作りおやつを通して“食べる楽しみ”を感じる時間を。
赤ちゃんの笑顔と「また食べたい!」の声が、ママ・パパのやる気をそっと支えてくれます。
家族みんなで楽しめる、優しいおやつ時間を過ごしてみませんか?