毎日の入浴時間に欠かせない「お風呂のおもちゃ」。
子どもが楽しそうに遊んでいる姿はとても微笑ましいものですが、気付かないうちにカビやぬめりが発生しやすい場所でもあります。
特にゴム製のおもちゃや、水が内部に入るタイプのおもちゃは、しっかり乾燥させないと内部で黒カビが増えることも……。
しかし、ちょっとした知識と掃除のコツを知っておくだけで、驚くほど衛生的な状態を保てます。
この記事では、家庭でできるお風呂おもちゃの掃除方法を「裏技」として7個紹介します。
どれも難しい手順ではなく、家にあるものや100均で揃うアイテムで簡単に実践できるものばかりです。
お風呂のおもちゃ掃除の基本知識
掃除のタイミング：いつ行うべきか
お風呂のおもちゃは週1回の軽い掃除がベスト。
毎日使うものだからこそ、汚れに気づきにくく、気付いた時には内部までカビが広がっていることもあります。
特に以下のおもちゃは要注意：
・水が入る穴あきタイプ
・シリコン製やゴム製の浮かぶおもちゃ
・吸盤付きのおもちゃ（裏側がぬめりやすい）
毎日のお風呂の終わりに
「水を切る → すすいで乾燥」
という習慣をつくるだけでも汚れ予防に大きく効果があります。
使用する道具とグッズの紹介
無理に特殊な洗剤を用意しなくても、家庭にあるもので十分きれいにできます。
・重曹
・クエン酸
・酸素系漂白剤（一般家庭用洗浄剤）
・柔らかめのブラシや歯ブラシ
・桶、洗面器、バケツ
・タオル、キッチンペーパー
・水切れの良いネットやバスケット
特別な道具がなくても始められる点が嬉しいポイントです。
掃除の際の注意点
掃除中に意外とやってしまうのが「混ぜてはいけない洗剤を使う」こと。
特に塩素系と酸性の洗浄剤は危険なため、絶対に混ぜずに単品で使用しましょう。
また、
・使用する洗剤は商品パッケージの注意事項を守る
・素材によって傷や変色が起きる可能性があるので見えない部分でテスト
・子どもの口に入るおもちゃは特にすすぎを丁寧に
この3つのポイントを押さえるだけで、安心して掃除に取り組めます。
裏技1：つけおき洗浄法のススメ
つけおき洗浄に必要なアイテム
・ぬるま湯
・重曹または酸素系漂白剤
・桶（バケツでもOK）
つけおきは、汚れを“浮かせる”掃除としてとても優秀な方法。
ブラシでこすらなくても、汚れが自然に柔らかくなるので時短にもつながります。
つけおき洗浄の手順と時間
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40℃程度のぬるま湯を桶に注ぎます
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洗浄剤を入れ、よく溶かす
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おもちゃを沈め、20〜60分つけておく
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汚れがふやけたらブラシで優しく洗う
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しっかりすすいで乾燥
つけおきしている間に他の家事ができるので、忙しいママ・パパにぴったりです。
裏技2：重曹を使った効果的な掃除法
重曹の性質を活かした掃除方法
重曹は研磨力がやさしく、ぬめり取りにぴったり。
また、重曹ペーストを作ることで細かい溝の汚れも落としやすくなります。
重曹の使用量と注意点
重曹：水＝1：3
の割合でペースト状にすると使いやすくなります。
注意点：
・強くこすらず、優しくなでるように
・ゴム製や柔らかい素材は傷がつく場合もあるので、少量でテストしてから使用
裏技3：クエン酸とハイターを活用する
※塩素系と酸性洗剤は混ぜない
ハイターによるカビ取りの具体例
塩素系の家庭用漂白剤は、黒カビ汚れが気になる部分に使われることが多い洗浄剤です。
使用する場合は下記を守りましょう：
・商品パッケージの希釈方法を守る
・換気をしっかり行う
・手袋を使う
・単品で使うこと
短時間つけおきするだけで、落ちにくい黒ずみがスッキリすることがあります。
クエン酸での効果的な洗浄方法
クエン酸は水あか・白い汚れに強いのが特徴。
スプレーボトルに溶かして吹きかけると、湯あか対策に便利です。
裏技4：カビキラーとオキシクリーンの活用法
カビキラー使用のメリットとデメリット
メリット
・黒カビ専用洗浄剤のため、ピンポイントのカビに強い
デメリット
・素材や色によっては使えないものもある
・必ず換気、手袋が必要
用途に合わせて「使える場所だけ安全に使う」ことが大切です。
オキシクリーンの特徴と効果的な使い方
酸素系漂白剤であるオキシクリーンは、泡の力で汚れが浮きやすくなります。
つけおきすると、見えない汚れまでしっかり落とせるので、まとめ洗いにも便利。
裏技5：定期的な掃除と乾燥の重要性
掃除頻度の目安と計画の立て方
・軽い掃除は週1
・つけおきは月1
・内部に水が溜まるタイプは毎回水切り
定期的にスケジュール化することで、カビが生えにくい環境がキープできます。
洗浄後の乾燥方法と保管方法
・タオルでしっかり水分を拭き取る
・風通しの良い場所で完全に乾かす
・直射日光は素材によって変色の原因になる場合があるため注意
おもちゃが重なると乾きにくいので、広げて置くのがポイント。
裏技6：収納と整理整頓のテクニック
お風呂のおもちゃを衛生的に保つための収納方法
水が切れる収納にするだけで衛生度がアップします。
・通気性の良いバスケット
・吸盤付きメッシュバッグ
・100均の吊るす収納
水が底に溜まらない仕組みが理想です。
取り出しやすい収納を実現するアイデア
・子どもの手が届く高さに収納
・カテゴリーごとに仕分けする
・壁を活用した浮かせる収納
整理するだけで、片付けがラクになり掃除頻度も自然に上がります。
裏技7：自然素材を使った安全な掃除法
重曹・クエン酸を使ったナチュラルクリーニング
自然素材の洗浄剤は扱いやすく、ニオイも強くないため使いやすいのが特徴。
軽い汚れであれば、重曹とクエン酸で十分対応できます。
子どもと一緒にできるおもちゃ掃除
「重曹水をスプレーする」「泡立つ様子を観察する」など、子ども参加型の掃除にもぴったり。
遊びながら“自分のものを大切にする習慣”も育てられます。
まとめ｜お風呂のおもちゃは“少しの工夫”で清潔に保てる！
お風呂のおもちゃは、毎日子どもが触れるからこそ 「衛生的に保つこと」 がとても大切です。
しかし、特別な知識や高価な洗剤は必要なく、家庭にあるアイテムや100均グッズだけでも十分にきれいにすることができます。
今回紹介した裏技は、
・つけおき洗浄
・重曹やクエン酸を使ったナチュラル掃除
・酸素系漂白剤によるまとめ洗い
・乾燥と収納の工夫
など、負担を減らす方法ばかり。
特に大切なのは、
「掃除 → 乾燥 → 水切れの良い収納」
というサイクルを習慣にすることです。
この3つを押さえるだけで、
・カビの発生がグッと減る
・ぬめりが付きにくくなる
・おもちゃが長持ちする
という嬉しい効果が得られます。
子どもが安心して遊べる環境を整えるためにも、
ぜひ今日からできる裏技を取り入れてみてください。
清潔なおもちゃで、お風呂時間がさらに楽しく、快適になりますよ。
