赤ちゃんが生まれてからの最初の一年は、家族にとってお祝いごとが続く特別な時期。
なかでも「お宮参り」と「お食い初め」は、多くの家庭で行われる伝統的な儀式です。
しかし、いざ準備を始めようとすると「費用はいくらくらい?」「両家でどう分担すればいい?」など、疑問が尽きません。
この記事では、一般的な費用の相場や準備の流れ、記念撮影や食事会のポイントまで、初めてでも安心できる実践ガイドとして詳しく解説します。
お宮参りとお食い初めの基本情報
お宮参りとは?儀式の意味と歴史
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を地域の神様に報告し、健やかな成長を祈る日本古来の儀式です。
地域差はありますが、一般的には生後30日前後に行われることが多く、
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男の子:生後31日目
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女の子:生後32日目
が目安とされています。
昔は母親が産後の回復を終えてから外出できるタイミングに合わせたことが由来とされ、
神社への参拝とともに「無事に成長できますように」と感謝と祈願を捧げます。
近年では、両親や祖父母が揃って記念撮影を行い、家族の絆を感じるイベントとして人気です。
お食い初めの意義と成り立ち
お食い初め(おくいぞめ)は、赤ちゃんが「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行う儀式で、
生後100日前後にお祝いするのが一般的です。
食事を実際に食べるのではなく、祝い膳を用意して「食べる真似」をさせるのが特徴です。
献立には、
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鯛の尾頭付き
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赤飯
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お吸い物
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煮物
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香の物
などが並び、食材や色に意味が込められています。
鯛は「めでたい」、赤飯は「魔除け」、歯固め石は「丈夫な歯になりますように」という願いを象徴しています。
お祝い金の役割と祖父母の関与
お宮参りやお食い初めでは、祖父母が費用を一部支援したり、お祝い金を包むケースが多く見られます。
「いくら包めばいいか」について明確なルールはなく、家庭や地域によって異なりますが、
一般的には1万円〜3万円ほどが目安とされています。
祖父母の気持ちを大切に受け取りつつ、
「記念写真や食事会に協力してもらう形」など、金銭以外のサポートも感謝を伝える良い方法です。
お宮参りとお食い初めの費用
基本的な費用の相場
実際にかかる費用は、神社へのお供えや記念撮影、衣装、食事会などさまざま。
以下の表は一般的な目安です。
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 初穂料(お宮参り) | 5,000〜10,000円 | 神社へのお礼として |
| 写真撮影(スタジオ) | 10,000〜30,000円 | アルバムやデータ付きプランも |
| 衣装レンタル | 5,000〜20,000円 | 着物・ドレス・袴風ロンパースなど |
| 食事会(お食い初め含む) | 1人あたり3,000〜8,000円 | レストラン・料亭・自宅 |
| お祝い膳セット(自宅) | 3,000〜6,000円 | 通販・ケータリングでも対応可能 |
お宮参りとお食い初めを合わせて行う場合、
全体で3〜10万円程度が平均的な予算感です。
お祝い金の金額は?(2万円、3万円の比較)
祖父母や親戚からの「お祝い金」は、気持ちを表すものであり金額に正解はありません。
よく見られるのは次のようなケースです。
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2万円:負担を抑えつつ心を込めたお祝いを贈りたいとき
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3万円:写真撮影や食事会などに協力したい場合
無理に高額にする必要はなく、家族の間で事前に話し合うことが一番大切です。
誰が費用を負担するのか?両家の支払い
伝統的には「父方の祖父母が衣装や神社関係を、母方が食事を準備する」といった分担もありましたが、
現代では柔軟に「両家で相談して分ける」または「子育て世帯がまとめて負担する」家庭も増えています。
どちらの場合でも「ありがとう」の一言を忘れずに伝えることが円満のコツです。
お宮参りとお食い初めのスケジュール
同時に行う際の流れとタイミング
近年では、外出の負担を減らすために「お宮参りとお食い初めを同日に行う」家庭も増加中。
お宮参りを午前中に済ませ、昼食としてお食い初め膳を囲む流れが人気です。
特に生後100日前後であれば、赤ちゃんの生活リズムも整い、撮影もしやすい時期です。
ただし、赤ちゃんやお母さんの体調を最優先に、無理をしないスケジュールを立てましょう。
準備すべきもの一覧
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お宮参り:初着(祝い着)、帽子セット、初穂料、母子手帳
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お食い初め:祝い膳セット、歯固め石、祝い箸、赤飯、鯛
最近では100円ショップや通販で「お食い初めセット」が販売されており、
木製プレートや小さな祝い膳など、ナチュラルで可愛いデザインが人気です。
当日の流れと注意点
授乳やお昼寝のタイミングを事前に把握し、スケジュールに余裕を持たせましょう。
撮影・移動・食事が重なると赤ちゃんがぐずることもあるため、
「撮影後に食事」「神社と会場が近い場所を選ぶ」などの工夫がポイントです。
お宮参りとお食い初めの衣装と準備
赤ちゃんの衣装(着物・洋装)の選び方
お宮参りでは、伝統的な「白羽二重+祝い着」が定番ですが、
近年では洋風のベビードレスや袴風ロンパースも人気を集めています。
お食い初めでは、食事中でも動きやすく汚れにくい衣装を選ぶのがコツ。
ベビー袴やスタイ付きロンパースなど、可愛らしさと機能性を兼ね備えたアイテムが好まれます。
撮影のための準備と衣装レンタル
フォトスタジオでは、衣装レンタル込みのプランが充実しており、
写真+アルバム+データ付きで1〜3万円程度が一般的です。
スタジオによっては「お宮参り+お食い初めプラン」などのセット割もあるため、比較検討してみましょう。
食器や祝い膳に必要なもの
祝い膳には性別による伝統的な色分けがあります。
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男の子:朱塗り
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女の子:黒塗り
ただし最近では木製や白陶器のナチュラルデザインも増えており、
「和モダンな雰囲気で統一する」など、家庭ごとの工夫も楽しめます。
お宮参りとお食い初めの食事会
食事会の形式(レストラン、自宅、ホテルなど)
食事会のスタイルは家庭によってさまざまです。
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レストラン:料理の準備が不要で、写真映えも抜群。個室予約が人気。
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自宅:手作り料理で温かみのある雰囲気に。費用も抑えられます。
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ホテルや料亭:格式ある雰囲気で特別感を演出できます。
家族の人数や移動距離、予算を考慮して無理のない形を選ぶのがポイントです。
料理の選び方と相場
祝い膳は鯛の尾頭付き、赤飯、煮物、お吸い物などが基本。
最近では仕出しやケータリングを利用して、
自宅でも本格的な祝い膳を楽しめるサービスが人気です。
価格は1セット3,000〜6,000円程度が目安です。
家族を招待する際のマナーと準備
両家の祖父母を招く場合は、日程調整を早めに行いましょう。
招待状までは不要ですが、簡単なメッセージで感謝を伝えると好印象です。
服装はフォーマルすぎず、清潔感のある装いで統一すると写真映えも◎です。
お宮参り・お食い初めの写真撮影
プロによる撮影と自宅でのカメラ撮影
プロのカメラマンによる撮影では、
スタジオ撮影で約2〜3万円、出張撮影で1〜2万円が目安です。
自然光の中で家族写真を撮る「ロケーション撮影」も人気です。
自宅での撮影なら、スマホでも十分綺麗に撮影できます。
カーテン越しの柔らかい光を使うと、温かみのある仕上がりになります。
記念写真の準備と方法
背景を整えたり、家族全員の服装の色を合わせると統一感が出ます。
赤ちゃんの機嫌が良い午前中に撮影するのがおすすめ。
「家族で手をつないだ写真」「寝顔ショット」など、自然体の瞬間を大切にしましょう。
SNSへの投稿の注意点
SNSに写真を投稿する際は、個人情報・神社名・日付などの詳細を伏せるよう注意しましょう。
特に位置情報や撮影場所のタグはオフにすることで、プライバシーを守ることができます。
まとめとアドバイス
成功するためのポイント
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家族全員が楽しめるスケジュールを組む
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費用は「思い出作り」として無理なく調整
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両家で協力しながら準備を分担する
形式にとらわれすぎず、「赤ちゃんの成長を祝う気持ち」を大切にすれば、素敵な一日になります。
よくある質問(Q&A)
Q. お宮参りとお食い初めは別日にした方が良い?
→ 両方でもOK。体調を優先して柔軟に対応しましょう。
Q. お祝い金の相場は?
→ 一般的に1〜3万円程度が多いですが、家庭の事情に合わせて構いません。
Q. 写真撮影はどのタイミングが良い?
→ 赤ちゃんの機嫌が良い午前中、または授乳後すぐがベストです。
次のイベントに向けたアドバイス
お宮参り・お食い初めが終わったら、次は「ハーフバースデー」や「初節句」などが控えています。
すべてを完璧にしようとせず、家族での思い出作りを楽しむことが何よりの記念になります。

