1歳を迎えた赤ちゃんは、毎日が発見の連続。
音が鳴るもの、カラフルなもの、動くもの——どんな小さな刺激にも目を輝かせて反応してくれますよね。そんな成長期の赤ちゃんには、「遊びながら学べる手作りおもちゃ」がぴったりです。
でも、「赤ちゃんのおもちゃって高い…」「安全なものを選ぶのが難しい…」と感じるママやパパも多いはず。
そんなときに頼りになるのが、100均素材を使った手作りおもちゃ!
紙コップやペットボトル、フェルトなど、身近なアイテムを少し工夫するだけで、赤ちゃんが夢中になる可愛いおもちゃが作れちゃいます。しかもコスパも抜群。手作りだからこそ、愛情もたっぷり詰め込めます。
この記事では、1歳児の発達にぴったりな「100均で作れる手作りおもちゃ」のアイデアをたっぷりご紹介します。
保育士さんもおすすめする安全で楽しいおもちゃ作りのコツを押さえて、親子で笑顔いっぱいの遊び時間を楽しみましょう!
はじめに
手作りおもちゃの重要性
1歳前後の赤ちゃんは、「見る・触る・聞く」など五感をフル活用しながら、毎日少しずつ成長していきます。そんな時期におすすめなのが、手作りおもちゃ。
おもちゃを通じて親子でふれあうことで、赤ちゃんの感情が豊かになり、信頼関係も深まります。既製品のおもちゃも便利ですが、手作りには“ぬくもり”や“安心感”があり、世界に一つだけの特別なものを作れるという魅力があります。
また、手作りおもちゃには教育的な効果も。
大人が一緒に作ることで、作る楽しさ・使う楽しさの両方を味わえるのもポイントです。
100均素材の手軽さと魅力
今では100円ショップに行けば、ほとんどの材料が揃う時代。
紙コップ、ペットボトル、フェルト、ストロー、段ボールなど、どれも安全で軽く、赤ちゃんにも扱いやすい素材ばかりです。
「コスパ良く、短時間で、可愛いおもちゃを作りたい!」というママやパパの味方が100均。
また、失敗しても気軽に作り直せるのも嬉しいポイントです。
最近では、100均のクラフトコーナーや育児コーナーで、赤ちゃん向けの安全素材も増えています。
この記事の目的と概要
この記事では、
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1歳向けの発達に合った手作りおもちゃのアイデア
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安全に作るためのポイント
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実際の作り方の手順
を、100均素材を中心に分かりやすく紹介します。
保育士さんの視点も交えながら、家庭でも保育園でも使える実用的なアイデアをまとめました。
おすすめの手作りおもちゃ6選
紙コップを使った「いないいないばあ」おもちゃ
赤ちゃんの大好きな“いないいないばあ”を、おもちゃにしてみましょう。
紙コップを2つ重ねて、上のコップに顔を描き、下のコップに切り込みを入れてスライドさせるだけ。
顔が出たり隠れたりするたびに、赤ちゃんはケラケラと笑います。
ポイント:目や口を描くときは、シールを使うとより表情豊かになります。
100均のカラーペンやマスキングテープでデコレーションすれば、可愛いキャラクター風に仕上がりますよ。
ペットボトルで作る楽しいマラカス
ペットボトルにビーズやお米、小豆などを入れてフタをしっかり閉めるだけで、カラカラと音の出るマラカスが完成!
振ると音が鳴るおもちゃは、リズム感を養うのにぴったりです。
アレンジ例:
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ビーズやスパンコールを入れてキラキラ見えるようにする
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カラーセロファンを貼って色の変化を楽しむ
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2種類のボトルで音の違いを聞き分ける
安全ポイント:フタが外れないようにテープでしっかり固定しましょう。
牛乳パックのお手軽工作
丈夫で安定感のある牛乳パックは、子ども向けおもちゃの定番素材。
例えば、牛乳パックを切ってつなげれば「電車」や「積み木」になります。
また、口を開けて動物の顔を描けば「パクパク人形」にも。
コツ:角はテープで丸く保護してあげると安心。
使い終わったパックを再利用できるので、エコにもつながります。
フェルトを使った感触あそび
1歳児は、触れることで世界を学びます。柔らかいフェルトは、触るたびに温かみを感じる素材。
フェルトをハート型や丸型に切って貼り合わせるだけで、色分けあそびや形合わせ遊びができます。
おすすめアイデア:
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中に綿を少し入れて「ふわふわボタン」
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色の名前を教えながら遊ぶ
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フェルトの上にマジックテープを貼って“ペタペタごっこ”
フェルトは静電気が少なく、赤ちゃんの手にも優しい素材です。
段ボールを活用した知育玩具
段ボールを使えば、自由な発想でおもちゃが作れます。
トンネル、ボール転がし、型はめ、迷路など、遊び方は無限大。
家にある段ボールをリメイクして、手軽に「手作りプレイハウス」を作るのも人気です。
例:
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小さな箱に穴を開けて「ボール落とし」
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絵を描いて「段ボールパズル」
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すべり台のようにして体を動かすあそび
段ボールは軽くて安全、片付けもラクチンです。
ストローを使った簡単な遊び
カラフルなストローをハサミで切って、糸やモールに通すだけ。
“ストロー通し”は、指先の発達にとても良いトレーニングになります。
集中して通すうちに、自然と手の使い方や集中力が身につきます。
発展アイデア:
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色別に分けて「色当てあそび」
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長さを変えて「ネックレスづくり」
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ストローを吹いて「ふーっと風遊び」も楽しい!
安心・安全に作る手作りおもちゃのコツ
誤飲を防ぐための注意点
1歳児はとにかく好奇心旺盛。なんでも口に入れて確かめます。
誤飲を防ぐには、小さすぎる部品を使わない、接着剤は無臭タイプを使用するなどの工夫が大切。
遊ぶときは必ず大人がそばで見守りましょう。
材料の選び方と準備
100均でも「赤ちゃん向けクラフト素材」や「柔らかいフェルト」「無臭ののり」などが手に入ります。
金属パーツや尖った素材は避け、柔らかく安全な素材を優先しましょう。
作業時にはハサミやカッターを使うので、大人が安全を確保して作業を行うことが基本です。
遊び方の工夫と楽しませるポイント
赤ちゃんが飽きないように、一緒に声をかけながら遊ぶことがポイント。
「どんな音かな?」「次は何色が出るかな?」と、会話を交えるだけで遊びの幅が広がります。
また、おもちゃに名前をつけたり、季節のイベントに合わせた装飾をするのも楽しい工夫です。
保育士のおすすめアイデア
保育園で使える簡単手作りおもちゃ
保育園では、身近な素材を活用した手作りおもちゃが定番です。
特に人気なのが「ペットボトルシャワー」や「ティッシュボックスおもちゃ」。
子どもたちが自分で振ったり、引っ張ったりできる仕掛けが多く、好奇心を刺激します。
子どもたちの興味を引く工夫
色・音・動きの3つを組み合わせると、赤ちゃんの集中力がアップします。
保育士さんたちは、単純な動作の中に学びを入れることを意識しています。
実践事例と成功体験
実際の保育園でも、紙コップシアターや段ボール迷路が大人気。
子どもたちは自分の手で動かせるおもちゃに強い興味を示します。
シンプルな構造でも、繰り返し遊べる工夫を入れることで、長く愛されるおもちゃになります。
作り方|おもちゃの具体的な製作手順
必要な材料と道具のリスト
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はさみ、のり、セロハンテープ
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紙コップ、ペットボトル、牛乳パック
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フェルト、ストロー、マスキングテープ
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ビーズ、ボタン、カラーペンなど
100均で全部揃えられます!
ステップバイステップの製作ガイド
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作りたいおもちゃを決める
→ 赤ちゃんが好きな色や音を考えましょう。 -
材料を準備して下処理
→ 牛乳パックやペットボトルは洗って乾かします。 -
パーツを組み合わせてデコレーション
→ マスキングテープやシールで可愛く仕上げましょう。 -
完成後にテストプレイ
→ 音・動き・強度を確認して安全性をチェック!
完成後の遊び方
完成したおもちゃで、赤ちゃんと一緒に遊びながら言葉をかけてみましょう。
「シャカシャカ鳴るね!」「すごいね!」と声をかけることで、赤ちゃんの表情も豊かになります。
一緒に遊ぶ時間が、親子の信頼関係を深めます。
まとめと今後の展望
楽しいおもちゃ作りのアプローチ
100均素材で作る手作りおもちゃは、安くて安全、しかも愛情たっぷり。
完璧に作ることよりも、「親子で楽しむこと」が何より大切です。
遊びながら学び、笑顔で過ごせる時間をぜひ作ってみてください。
次のアイデアを考える材料
今回紹介したアイデアを応用すれば、季節に合わせた作品づくりも可能です。
たとえば、冬は「雪だるまマラカス」、春は「お花フェルト」、夏は「ペットボトル水遊び」など。
遊びながら季節の変化も楽しめます。
子どもとの遊びを楽しむために
おもちゃは「子どもを笑顔にする魔法の道具」。
手作りおもちゃを通して、「作る楽しさ」「遊ぶ喜び」「学ぶ成長」を感じてみましょう。
忙しい毎日の中でも、親子の笑顔が増える――そんな時間を100均アイテムで実現してみてください。

