カーテンは毎日目にするものですが、衣類や寝具ほど洗濯のタイミングが分かりやすくありません。「年に何回洗えばよいのか」「レースと厚手のカーテンは同じ頻度でよいのか」と迷うこともあるでしょう。
カーテンの洗濯頻度は、厚手のドレープカーテンなら年1回程度、レースカーテンなら年2回程度が取り入れやすい目安です。ただし、窓の結露や部屋の使い方、ほこりの付きやすさによって、適した回数は変わります。
この記事では、カーテンの種類や設置場所ごとの洗濯頻度、洗う時期の決め方、洗濯表示の確認方法、洗濯機での洗い方を分かりやすく解説します。普段のお手入れと組み合わせながら、無理なくきれいな状態を保つ方法を確認していきましょう。
カーテンの洗濯頻度はレースが年2回、厚手が年1回を目安にする
カーテンの洗濯回数は、すべて同じにする必要はありません。窓側に掛けるレースカーテンと、室内側に掛ける厚手のドレープカーテンでは、汚れの付き方や乾きやすさが異なるためです。
カーテン専門店やメーカーが案内する目安には多少の幅がありますが、レースは年2〜3回程度、厚手は年1〜2回程度とする情報が多く見られます。家庭で予定を立てやすくするなら、まずはレースを年2回、厚手を年1回として考えるとよいでしょう。
| カーテンの種類 | 洗濯頻度の目安 | 洗う時期の例 |
|---|---|---|
| レースカーテン | 年2回程度 | 春から初夏、秋 |
| 厚手のドレープカーテン | 年1回程度 | 春から夏の晴れた日 |
| 汚れが付きやすい場所のレース | 年2〜3回程度 | 季節の変わり目 |
| 汚れが付きやすい場所の厚手カーテン | 年1〜2回程度 | 春または秋 |
この回数は、すべての家庭に当てはまる決まりではありません。カーテンの状態を見ながら、少し早めたり遅らせたりして調整します。
レースカーテンは年2回程度が分かりやすい
レースカーテンは窓ガラスに近く、外から入る細かなほこりや花粉、窓周辺の湿気に触れやすい位置にあります。白や淡い色の商品が多いため、全体がくすんでくると部屋の明るさにも変化を感じやすくなります。
春から初夏に1回、秋に1回と決めておくと、半年ほどの間隔で洗えます。年末の大掃除だけにまとめるより、暖かく乾きやすい時期へ分散できるのも利点です。
窓の結露が少なく、日頃からほこりを払っている部屋なら、年1〜2回でも状態を保ちやすい場合があります。一方、道路に面した窓や人の出入りが多い部屋では、汚れ具合を確認しながら年3回ほどに増やす方法もあります。
厚手のドレープカーテンは年1回から始める
室内側に掛ける厚手のドレープカーテンは、レースに比べると窓ガラスへ直接触れにくく、生地もしっかりしています。そのため、洗濯は年1回を基本にすると予定を立てやすくなります。
リビングやダイニングのカーテンは、窓からのほこりだけでなく、室内のにおいや調理時の細かな油分が付くことがあります。キッチンに近い窓や、家族が長く過ごす部屋では、春と秋の年2回に分けてもよいでしょう。
厚手のカーテンは、水を含むと重くなり、乾燥にも時間がかかります。頻度だけでなく、天気や洗濯機の容量も確認してから洗うことが大切です。
洗濯回数は部屋の環境に合わせて調整する
同じ種類のカーテンでも、設置する場所によって汚れ方は変わります。頻度を決めるときは、次のような環境も確認しましょう。
- 窓に結露ができやすい
- 交通量の多い道路に面している
- キッチンやダイニングに近い
- 窓を開けて換気することが多い
- 室内でペットと暮らしている
- カーテンを手で開け閉めする回数が多い
- 裾が床や窓枠に触れている
これらに当てはまる場合は、カレンダーどおりの回数だけで決めず、裾や窓側の面を定期的に確認します。見た目や手触りに変化があれば、予定より早めに洗うと管理しやすくなります。
補足ポイント:レースと厚手を同じ日に洗う必要はありません。 レースは春と秋、厚手は春だけというように分けると、一度に行う作業を減らせます。

カーテンを洗うタイミングは時期と見た目の両方で決める
カーテンの洗濯日は、年に何回という数字だけでなく、乾きやすい時期とカーテンの状態を組み合わせて決めます。特に厚手のカーテンは乾くまでに時間がかかるため、気温が低い日や湿度の高い日は避けたほうが進めやすくなります。
春から夏の晴れた日はカーテンが乾きやすい
カーテンを洗う時期は、気温が上がり、風通しを確保しやすい春から夏が向いています。メーカー関連の記事でも、洗濯物が乾きやすい春から夏がカーテン洗いの時期として紹介されています。
春なら、暖かくなった4〜5月ごろに洗うと、年末の大掃除へ作業を集中させずに済みます。梅雨の晴れ間や夏に洗う場合は、天気予報を確認し、洗濯後に数時間は窓を開けられる日を選びましょう。
日差しが強い日でも、洗濯表示に日陰干しの指定があるカーテンは、直射日光を避けて乾かします。色柄物や天然素材を含む生地も、表示に沿って干すことが基本です。
秋は夏の汚れを整えやすい
秋は、夏の間に窓を開けて換気した家庭や、窓周りへほこりが付きやすかった家庭に向いている時期です。気温が下がりすぎる前の9〜10月ごろなら、窓を開けて風を通しながら乾かしやすくなります。
レースカーテンを年2回洗う場合は、春から初夏に1回、秋に1回と分けると間隔が整います。厚手のカーテンを年1回洗う家庭では、春または秋のどちらか、予定を取りやすい時期を選べば十分です。
花粉が気になる季節は、屋外へ長時間干すより、洗濯後にカーテンレールへ戻して室内で乾かす方法が取り入れやすくなります。
年末に洗う場合は乾燥時間を確保する
大掃除に合わせて12月にカーテンを洗う家庭もあります。年末にまとめて作業できる点は便利ですが、気温が低い地域では乾燥に時間がかかりやすくなります。
冬に洗うときは、午前中の早い時間に始め、窓を開けられる時間を十分に確保します。エアコンやサーキュレーターを使い、室内の空気を動かすのもよい方法です。
厚手のカーテンを何枚も同じ日に洗うと、部屋の湿度が上がりやすくなります。窓ごとに日を分けるか、レースだけ先に洗うと作業しやすくなります。
見た目やにおいの変化も洗濯の目安になる
決めた時期が来ていなくても、次のような変化があれば洗濯を検討します。
- 白いレースが全体的にくすんで見える
- 裾や窓側の面に汚れが見える
- カーテンを動かしたときにほこりが舞う
- 室内のにおいが生地に残っている
- 手で触れる部分の色や手触りが変わっている
- 窓周辺の湿気がカーテンへ移っている
部分的な汚れだけなら、すぐに全体を洗わず、洗濯表示に従ってやさしく拭き取る方法もあります。カーテン全体のくすみやにおいが気になる場合は、全体洗いの時期です。

カーテンを洗う前に洗濯表示と生地の状態を確認する
自宅で洗えるかどうかは、素材名だけでは判断できません。同じポリエステル製でも、縫製方法や裏地、遮光加工、プリーツ加工などによって取扱方法が異なります。
カーテンには、家庭での洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングに関する取扱表示が付けられています。消費者庁も、カーテンの取扱方法は表示に従って確認するものと案内しています。
洗濯桶のマークで家庭洗濯ができるか確認する
洗濯表示の中で、最初に見るのは洗濯桶の形をしたマークです。桶の中に数字がある場合は、表示された温度を上限として家庭で洗えます。
桶の下に線がある場合は、弱い水流で洗う表示です。線が2本あるものは、さらに弱い洗濯処理が必要になります。洗濯機では「おしゃれ着」「手洗い」「ドライ」「ソフト」など、弱水流のコースを選びます。コース名は洗濯機によって異なるため、取扱説明書も確認してください。
洗濯桶に手が入っているマークは、手洗いが基本です。桶に大きなバツ印があるものは、家庭では水洗いできません。無理に洗濯機へ入れず、表示に対応できるクリーニング店へ相談します。洗濯表示の意味は、消費者庁や洗剤メーカーの一覧でも確認できます。
素材名より洗濯表示を優先する
ポリエステルは家庭で洗える商品が多く、比較的乾きやすい素材です。ただし、すべてのポリエステル製カーテンを同じ方法で洗えるわけではありません。
綿や麻を含むカーテンは、水洗いによって縮みや風合いの変化が出る場合があります。レーヨンを含む生地や裏地付きのカーテン、特殊なコーティングが施された商品も、家庭洗濯に向かないことがあります。
素材別の考え方は、次の表を参考にしてください。
| 主な素材や仕様 | 洗濯前に確認したいこと |
|---|---|
| ポリエステル | 洗濯機の使用可否、弱水流の指定 |
| 綿 | 縮み、色落ち、乾燥方法 |
| 麻 | 縮み、しわ、日陰干しの指定 |
| レーヨン混 | 水洗いの可否、クリーニング表示 |
| 裏地付き | 重さ、乾燥時間、洗濯機容量 |
| 遮光・遮熱加工付き | コーティング面の取扱方法 |
| 刺しゅうや装飾付き | ネット使用、手洗いの指定 |
洗濯表示と商品に付属していた取扱説明書がある場合は、その内容を優先します。
生地の薄れや縫い目も確認する
長く使用しているカーテンは、日光や日々の開け閉めによって、生地が少しずつ変化します。洗濯前には、窓側の面や上部のフック周辺、裾、縫い目を確認しましょう。
生地が極端に薄くなっている部分や、糸がほつれている箇所がある場合、洗濯機の水流で状態が進むことがあります。手で軽く触れたときに生地が弱く感じる場合は、家庭で洗わず、クリーニング店や購入店へ相談する方法があります。
フックを通す部分やプリーツの縫い目も確認し、ほつれがあれば洗濯前に整えておくと扱いやすくなります。
色落ちは目立たない部分で確かめる
濃い色や鮮やかな柄のカーテンは、洗濯表示で水洗いできる場合でも、色落ちを確認しておくと安心です。
白い布や綿棒に使用予定の洗剤を薄めて付け、カーテンの裾裏など目立たない場所へ軽く押し当てます。色が布へ大きく移る場合は、ほかのカーテンと分けて洗うか、購入店やクリーニング店へ相談します。
同じ窓に掛けている左右一組のカーテンは、色や風合いをそろえやすくするため、一緒に洗うのが基本です。ただし、洗濯機の容量を超える場合は無理に詰め込まないようにします。

カーテンを洗濯機で洗う基本手順
洗濯機で洗える表示が確認できたら、フックを外し、ほこりを落としてからたたみます。カーテンを丸めて入れるより、ひだに沿って折りたたみ、洗濯ネットへ入れたほうが形を整えやすくなります。
フックを外して表面のほこりを落とす
カーテンをレールから外す前に、掃除機やはたきで表面のほこりを軽く落とします。上から下へ進めると、床へ落ちたほこりを最後にまとめて掃除できます。
次にカーテンをレールから外し、フックも取り外します。金属製フックは生地へ引っ掛かったり、洗濯槽へ当たったりするため、外してから洗います。
プラスチック製フックを付けたまま洗える商品や方法も紹介されていますが、商品ごとに仕様が異なります。迷う場合はすべて外すほうが分かりやすく、フック周辺の汚れも確認しやすくなります。
フックを外す前にカーテン上部の写真を撮っておくと、洗濯後に取り付ける向きや位置を確認しやすくなります。外したフックは小さな袋や容器へまとめて保管しましょう。
汚れが表に出るように蛇腹状にたたむ
カーテンは、元のひだに沿って蛇腹状に折ります。縦方向へ細長く折った後、洗濯ネットの大きさに合わせて横方向にも折りたたみます。
裾や窓側など、汚れが目立つ部分をなるべく外側に出すと、洗剤液に触れやすくなります。リンナイの洗濯方法でも、カーテンを蛇腹状に折り、汚れやすい部分を表へ出す方法が案内されています。
洗濯ネットは、折りたたんだカーテンがちょうど収まる大きさを選びます。ネットが大きすぎると中で広がりやすく、小さすぎると折り目へ洗剤液が届きにくくなります。
左右一組を一つのネットへ詰め込まず、生地の厚さに合わせて分けてください。
おしゃれ着用中性洗剤と弱水流コースを選ぶ
洗剤は、洗濯表示や商品の説明に指定がなければ、おしゃれ着用の中性洗剤が使いやすくなります。使用量は洗剤の容器に記載された水量の目安に合わせます。
洗濯機のコースは「おしゃれ着」「手洗い」「ドライ」「ソフト」など、弱い水流で洗うものを選びます。通常コースで洗える表示がある商品もありますが、カーテンは大きく絡まりやすいため、弱水流を選ぶと形を整えやすくなります。
漂白剤を使う場合は、カーテンの漂白表示と漂白剤の説明を両方確認してください。三角形に斜線が入った表示は酸素系漂白剤のみ使用でき、三角形にバツ印がある場合は漂白剤を使用できません。
柔軟剤は、商品や機能加工によって適否が異なります。使用できるか分からない場合は、カーテンの取扱説明書やメーカー情報を確認します。
脱水は短時間にしてすぐ取り出す
カーテンを長く脱水すると、深いしわが付きやすくなります。脱水時間を個別に設定できる洗濯機なら、30秒から1分程度の短時間から試す方法があります。専門店の記事でも、しわを抑えるために30秒〜1分程度の脱水が案内されています。
厚手のカーテンは、短時間では水分が多く残ることがあります。その場合も一度状態を確認してから、必要な分だけ追加します。長時間を一度に設定するより、生地の様子を見ながら調整したほうが扱いやすくなります。
脱水が終わったら、そのまま洗濯槽へ置かず、すぐに取り出します。たたんだ状態を開き、大きなしわを手で軽く伸ばしてから干しましょう。
補足ポイント:カーテンを何枚も一度に入れると、水流やすすぎが行き渡りにくくなります。洗濯機の容量に余裕を持たせ、厚手は1〜2枚ずつ洗うと進めやすくなります。
手洗いやクリーニングを選ぶカーテンもある
洗濯桶に手のマークがある商品や、洗濯機へ入りにくい大きなカーテンは、浴槽や大きめの容器を使った手洗いが選択肢になります。家庭での水洗いができない表示なら、クリーニング店へ相談します。
手洗い表示は押し洗いでやさしく洗う
手洗いするときは、浴槽や大きめの容器へ洗濯表示に合った温度の水をため、適量の中性洗剤をよく溶かします。
カーテンを蛇腹状にたたんで入れ、手のひらでゆっくり押して洗います。強くもんだり、こすったりすると、表面の風合いやプリーツが変化しやすくなります。
洗剤液を入れ替えながら、泡が少なくなるまですすぎます。水分を取るときは、雑巾のようにねじらず、浴槽の縁などで軽く押します。洗濯機で短時間の脱水ができる表示なら、ネットへ入れて短く脱水する方法もあります。
手洗い表示のカーテンを洗濯機で洗えるかどうかは、洗濯機の機種やコースによって異なります。洗濯機メーカーの説明書を確認し、対応が分からない場合は手洗いを選びましょう。
家庭洗濯ができない表示はクリーニング店へ相談する
洗濯桶にバツ印があるカーテンは、家庭での水洗いに対応していません。ドライクリーニングやウェットクリーニングの表示を確認し、その処理に対応できる店舗へ相談します。
次のようなカーテンも、家庭で洗う前に購入店やクリーニング店へ確認すると安心です。
- オーダーカーテン
- 綿や麻を多く含むカーテン
- レーヨンを含む生地
- 裏地が付いた厚手のカーテン
- 刺しゅうや装飾が多いカーテン
- 特殊な遮光コーティングが施されたもの
- 生地の薄れやほつれが見られるもの
依頼するときは、カーテンの幅と丈、枚数、素材、洗濯表示を伝えます。フックを外す必要があるか、仕上がり後にたたまれるかなども確認しておくと、受け取り後の取り付けがスムーズです。
コインランドリーは洗濯表示と容量を確認する
家庭用洗濯機へ入らないカーテンは、コインランドリーの大型洗濯機を利用できる場合があります。ただし、洗濯機で洗える表示があることが前提です。
カーテンは単独で洗い、洗濯槽へ詰め込みすぎないようにします。店舗によって洗濯コースや洗剤の種類が異なるため、おしゃれ着やデリケートな生地に対応しているかを事前に確認しましょう。
乾燥機については、カーテンの多くが高温乾燥に向いていません。コインランドリー機器メーカーの案内でも、カーテンは洗濯のみとし、特にレースカーテンの乾燥機使用は避ける方法が紹介されています。
洗濯表示でタンブル乾燥ができる場合も、上限温度や生地の仕様を確認します。乾燥機を使わない場合は、ぬれたカーテンを持ち帰るための袋や洗濯かごを準備しておきましょう。
洗ったカーテンはレールへ戻して形を整えながら乾かす
カーテンは、洗濯後に元のレールへ掛けて乾かすと、水分を含んだ生地の重みでしわが伸びやすくなります。物干し竿へ掛け直す手間が少なく、左右の長さやひだも整えやすい方法です。
ただし、ぬれた状態のカーテンは普段より重くなります。レールやフックの状態を確認し、特に大きく厚いカーテンは無理に掛けないようにします。
フックを付け直してすぐレールへ戻す
洗濯後はカーテンを広げ、外しておいたフックを元の位置へ取り付けます。フックの高さを調節できるタイプは、左右で位置がずれないようにそろえます。
レールへ掛けたら、裾を軽く引き、縦のひだを手のひらで整えます。生地を強く引っ張る必要はありません。形を整えた後は、カーテン同士が重ならないように広げておきます。
窓ガラスが汚れていると、洗ったばかりのカーテンへ汚れが移りやすくなります。カーテンを洗濯している間に、窓ガラス、サッシ、カーテンレールも拭いておくと効率的です。
窓を開けて空気を通す
カーテンレールへ戻した後は、窓を開けて風を通します。窓を開けにくい日は、エアコンの除湿運転やサーキュレーターを使い、カーテンの表面へ空気が流れるようにします。
厚手とレースを同時に洗った場合、2枚を重ねたままにすると乾きにくくなります。レースを窓側へ広げ、厚手は左右へ寄せるなど、できるだけ生地が重ならない状態を作りましょう。
床まで届くカーテンは、ぬれた裾が床へ付かないよう確認します。必要に応じて清潔なタオルや物干しを使い、裾を少し持ち上げて乾かします。
乾燥機は洗濯表示を確認してから使う
家庭用乾燥機や浴室乾燥機を使用できるかどうかは、カーテンの乾燥表示で確認します。四角の中に丸があり、その上にバツ印が付いたマークはタンブル乾燥ができない表示です。
タンブル乾燥に対応していないカーテンを高温で乾かすと、生地の縮みや風合いの変化、加工面への負担につながることがあります。自然乾燥が指定されている場合は、表示に従ってつり干しや日陰干しを選びます。
浴室乾燥を使う場合も、温風の吹き出し口へカーテンを近づけすぎないようにします。温度や使用方法は、カーテンと浴室乾燥機の両方の説明書を確認してください。

洗濯の合間は日常のお手入れでほこりをためにくくする
カーテンを頻繁に水洗いしなくても、普段から表面のほこりを取り、窓周りの湿気を整えることで、次の洗濯まで気持ちよく使いやすくなります。
洗濯回数を増やしすぎるより、週や月単位の簡単なお手入れを組み合わせる方法が、生地への負担も抑えやすくなります。
掃除機やはたきで表面のほこりを取る
部屋を掃除するときに、カーテンの表面も軽く整えます。毎回行う必要はありませんが、月に1回程度を目安に、上から下へほこりを落とすと続けやすくなります。
掃除機を使う場合は、カーテン用や布製品用のノズルを取り付け、吸引力を弱めにします。薄いレースカーテンは吸い込まれやすいため、片手で生地を支えながら動かしましょう。
カーテン上部のひだやレール周辺は、ほこりがたまりやすい部分です。ハンディモップや柔らかいブラシを使うと、カーテンを外さずにお手入れできます。
手で触れる場所と裾を確認する
カーテンの中央や端は、開け閉めするときに触れることが多い場所です。手あかや部分的な汚れが見えたら、洗濯表示を確認したうえで、薄めた中性洗剤を含ませた布で軽くたたく方法があります。
洗剤分が残らないよう、水を含ませて固く絞った布で仕上げ、風を通して乾かします。強くこすると、汚れが広がったり表面の風合いが変わったりするため、目立たない場所で確認してから行います。
床へ触れる裾は、ほこりを拾いやすい部分です。丈を調整できるフックなら、床へ引きずらない高さに整えるだけでも日頃のお手入れがしやすくなります。
窓の結露をこまめに拭く
窓ガラスに付いた水分がカーテンへ触れると、裾や窓側の面が湿った状態になりやすくなります。結露が見られる日は、窓とサッシの水分をこまめに拭き、カーテンをガラスから少し離して風を通します。
朝にカーテンを開けた後、そのまま束ねておくと、湿った部分が重なりやすくなります。表面が乾くまでは広げるか、ゆるくまとめるとよいでしょう。
家具が窓の近くにある場合は、空気が流れるすき間を確保します。換気と窓周りの拭き掃除を組み合わせると、カーテンだけでなくレールやサッシも管理しやすくなります。
洗濯日を決めておくと続けやすい
カーテンは汚れの変化が緩やかなため、洗濯を思い出しにくいことがあります。「春の連休にレース」「秋の晴れた日にレース」「初夏に厚手」のように、季節の予定と組み合わせておくと忘れにくくなります。
すべての部屋を同じ日に洗う必要はありません。1日目はリビング、次の週は寝室というように、窓ごとに分けても十分です。
洗濯した月をスマートフォンのカレンダーへ記録しておけば、次回の時期も判断しやすくなります。洗濯回数を細かく管理するというより、最後に洗った時期を確認できる程度でよいでしょう。
よくある質問
カーテンは何年も洗わなくても大丈夫ですか
見た目に大きな変化がなくても、表面にはほこりや室内のにおいなどが少しずつ付きます。洗濯表示で家庭洗濯ができる場合は、レースは年2回程度、厚手は年1回程度を目安に状態を確認すると管理しやすくなります。
カーテンは半年に1回洗ったほうがよいですか
レースカーテンは半年に1回の頻度が取り入れやすい目安です。厚手のカーテンは年1回でも管理しやすいですが、キッチンに近い部屋や窓を頻繁に開ける部屋では、半年に1回へ増やしてもよいでしょう。
カーテンを洗うなら何月がおすすめですか
4〜7月ごろの暖かく乾きやすい日が向いています。レースを年2回洗う場合は、春から初夏と9〜10月ごろに分ける方法もあります。時期よりも、晴天が続き、十分に風を通せる日を選ぶことが大切です。
カーテンフックは付けたまま洗えますか
商品によってはプラスチック製フックを付けたまま洗える場合がありますが、金属製フックは外すのが基本です。生地や洗濯槽への引っ掛かりを避けるため、取扱説明書に記載がなければフックを外して洗うと分かりやすくなります。
カーテンは普通の洗濯コースで洗えますか
洗濯表示で通常の洗濯処理ができる場合は、標準コースを使えることがあります。ただし、大きなカーテンは絡まりやすいため、おしゃれ着コースや手洗いコースなどの弱水流を選ぶと形を整えやすくなります。
遮光カーテンも自宅で洗えますか
ウォッシャブル表示がある遮光カーテンなら、家庭で洗える場合があります。遮光生地には、織りで機能を持たせたものや、裏面にコーティングを施したものなどがあるため、素材名だけで判断せず洗濯表示を確認してください。
洗ったカーテンはそのままレールへ干してもよいですか
洗濯表示でつり干しができ、レールの強度に問題がなければ、元のレールへ戻して乾かせます。ぬれたカーテンは重くなるため、厚手や大型の商品は無理に掛けず、物干し竿などへ分散させましょう。

まとめ
カーテンの洗濯頻度は、レースカーテンなら年2回程度、厚手のドレープカーテンなら年1回程度を基本にすると分かりやすくなります。
- レースは春から初夏と秋に洗う
- 厚手は暖かく乾きやすい日に年1回洗う
- 結露やほこりが多い部屋は状態に合わせて回数を増やす
- 洗濯前に洗濯表示と生地の傷みを確認する
- フックを外し、蛇腹状にたたんでネットへ入れる
- 弱水流で洗い、脱水後はすぐレールへ戻して乾かす
洗濯できる回数は、素材や加工、設置場所によって変わります。決まった頻度だけに合わせるのではなく、カーテンのくすみや裾の汚れ、窓周りの湿気も確認しながら時期を調整しましょう。普段から表面のほこりを取り、結露を拭いておけば、洗濯の合間もきれいな状態を保ちやすくなります。

