肉じゃがを多めに作ったとき、「残った分は冷凍できる?」「じゃがいもが入ったままでも大丈夫?」と迷うことがあります。
肉じゃがは冷凍できますが、鍋からそのまま保存すると、じゃがいもやしらたきの食感が変わりやすくなります。じゃがいもを粗くつぶし、しらたきを取り除いてから小分けにすると、解凍後も食べやすく仕上がります。
この記事では、肉じゃがを冷凍する前の具材の扱い方、保存袋と容器を使った手順、保存期間の目安、電子レンジや鍋での温め方を分かりやすく解説します。作った後の肉じゃがだけでなく、調理前の状態で保存する下味冷凍との違いも紹介するので、作り置きの予定に合う方法を選んでください。

肉じゃがは冷凍できる?保存方法の早見表
肉じゃがは、具材を少し整えれば家庭の冷凍庫で保存できます。ただし、冷凍前とまったく同じ食感を保つのは難しいため、じゃがいもとしらたきの扱いが仕上がりを左右します。
食感をできるだけ保ちたい場合は、翌日から数日以内に食べる分を冷蔵し、しばらく食べる予定がない分だけを早めに冷凍すると使いやすくなります。
冷凍できるが具材の下ごしらえが必要
肉、玉ねぎ、にんじんは、調理済みの肉じゃがに入った状態で冷凍できます。煮汁も一緒に入れておくと、保存中の乾燥を抑えやすく、温め直したときに味をなじませやすくなります。
一方、じゃがいもは大きな形のまま冷凍すると、解凍後に水分が抜け、ほくほく感が弱くなる場合があります。そのため、袋へ入れる前にフォークなどで粗くつぶしておく方法が向いています。
しらたきやこんにゃくは、冷凍後に水分が抜けて弾力が強くなり、元のやわらかな食感とは異なる仕上がりになりやすい食材です。食感を重視するなら、冷凍前に取り除いて別に食べきりましょう。
冷蔵と冷凍の使い分け
保存方法は、食べる予定日に合わせて選ぶと分かりやすくなります。
| 保存方法 | 向いている場面 | 保存のポイント |
|---|---|---|
| 冷蔵保存 | 近いうちに食べる予定がある | 浅い容器へ小分けして早めに冷やす |
| 冷凍保存 | 数日以内に食べる予定がない | じゃがいもをつぶし、しらたきを除く |
| 下味冷凍 | 後日できたてを食べたい | 調理前の肉と野菜を調味料と一緒に保存する |
| リメイク用冷凍 | コロッケなどに使いたい | じゃがいもをしっかりつぶして保存する |
作った肉じゃがの形をそのまま楽しみたいなら冷蔵保存、保存期間を延ばしたいなら冷凍保存が便利です。献立として完成した状態ではなく、食べる日に煮込みたい場合は下味冷凍が選択肢になります。
冷凍保存期間は2〜3週間が目安
家庭で冷凍した肉じゃがは、2〜3週間を目安に食べきると、味や食感を保ちやすくなります。
農林水産省も、家庭で行うホームフリージングは市販の冷凍食品よりゆっくり凍るため、調理済み食品を2〜3週間以内に使い切るよう案内しています。家庭の冷凍庫は扉の開閉によって温度が変わりやすいため、長く保存するより、早めに献立へ取り入れる方法が適しています。
保存した日を袋や容器へ記入しておくと、冷凍庫の中で見つけやすくなります。肉じゃがの量や冷凍庫の状態、保存容器の密閉性によって品質の保たれ方は変わるため、期間内でも状態を確認してから温めてください。
補足ポイント:翌日以降に食べる予定が決まっていない分は、作った日のうちに冷凍準備をすると管理しやすくなります。
肉じゃがを冷凍する前に具材を整える
おいしく冷凍するには、保存袋へ移す前の準備が欠かせません。特別な材料を加える必要はなく、じゃがいも、しらたき、煮汁の状態を整えるだけで、解凍後の食べやすさが変わります。
じゃがいもは粗くつぶしておく
肉じゃがの中で、冷凍による食感の変化が目立ちやすいのがじゃがいもです。大きな塊のまま凍らせると、解凍時に中の水分が流れ出し、ざらつきや乾いた感じが出ることがあります。
保存前にフォークや木べらで粗くつぶしておけば、水分が抜けたときの食感が目立ちにくくなります。なめらかなマッシュポテトにする必要はありません。角が少し残る程度まで崩せば、肉じゃがらしい見た目も残せます。
保存袋を使う場合は、袋へ入れた後、外側から指や手のひらで押してつぶす方法も簡単です。熱い状態では袋が傷みやすいため、粗熱を取ってから行ってください。
料理レシピサイトでも、じゃがいもの食感変化を抑える方法として、袋の上からつぶして冷凍する手順が紹介されています。
しらたきやこんにゃくは取り除く
しらたきやこんにゃくは水分を多く含み、冷凍と解凍によって食感が変わりやすい食材です。弾力が強くなり、かみ応えのある仕上がりになるため、やわらかな肉じゃがを楽しみたい場合は冷凍前に取り除きます。
取り出したしらたきは、食べる予定が近ければ冷蔵保存し、その日の副菜や翌日の食事で使い切ると無駄になりません。量が少なければ、冷凍する肉じゃがとは別にそのまま食べてもよいでしょう。
食感の変化が気にならない場合は入れたまま冷凍する方法もありますが、初めて冷凍するなら、しらたきを除いた状態のほうが食べやすく仕上がります。
にんじんと玉ねぎはそのままでも保存できる
にんじんと玉ねぎは、煮込んだ状態のまま冷凍できます。ただし、大きなにんじんは解凍後にやわらかさや水分の多さを感じやすいため、保存前に大きさを確認します。
一口で食べにくいほど大きければ、清潔な箸やスプーンで小さく分けておきましょう。2cm程度の食べやすい大きさなら、そのまま保存袋へ入れられます。
玉ねぎは冷凍によってさらにやわらかくなりますが、煮汁へなじむため、肉じゃがとして食べる分には大きな支障はありません。形を残すより、煮汁の甘みやうま味を楽しむ仕上がりになります。
煮汁は適量を一緒に入れる
肉じゃがを冷凍するときは、具材だけでなく煮汁も少量入れます。煮汁が具材を包むことで乾燥を抑えやすくなり、解凍後の温め直しにも役立ちます。
ただし、汁を入れすぎると袋が扱いにくくなり、冷凍庫内で場所を取りやすくなります。保存袋の中で具材全体へ煮汁が行き渡る程度を目安にしてください。
煮汁が多く残っている場合は、すべてを一つの袋へ入れず、肉じゃがに必要な分だけ加えます。残った煮汁は、翌日の煮物や炊き込みご飯などに活用できます。
補足ポイント:具材の形を保つことより、じゃがいもをつぶして全体を平らにするほうが、冷凍後は食べやすくなります。
肉じゃがをおいしく冷凍保存する手順
冷凍するときは、一食分ずつ小分けにし、薄く平らな形で素早く凍らせます。鍋ごと冷凍庫へ入れるのではなく、保存袋か密閉容器へ移すのが基本です。
手順1 粗熱をできるだけ早く取る
調理後の肉じゃがは、鍋の中で長時間置かず、保存する分を浅い容器へ取り分けます。量を少なく分けると、中心まで冷める時間を短くできます。
農林水産省は、カレーや煮物などを鍋に入れたまま放置せず、浅い容器へ小分けして粗熱を早く取り、速やかに冷蔵庫または冷凍庫へ入れるよう案内しています。
熱いまま冷凍庫へ入れると、周囲の食品の温度にも影響します。室内に長時間置いて完全に冷めるのを待つのではなく、浅く広げて湯気が落ち着いたら、冷蔵庫で冷やしてから冷凍準備へ進むとスムーズです。
手順2 一食分ずつ保存袋へ入れる
冷めた肉じゃがからしらたきを取り除き、じゃがいもを粗くつぶします。その後、一度に食べる量ごとに冷凍用保存袋へ分けます。
一人分なら小さめの袋、家族で食べる分なら大きめの袋が便利です。ただし、大きな袋へ何食分もまとめると、必要な量だけ取り出しにくくなります。再加熱する人数に合わせて分けておくと、食べる日の手間を減らせます。
使用する袋は、パッケージに表示されている耐冷温度を確認してください。液体を入れられる冷凍用保存袋を選ぶと、煮汁がある肉じゃがにも使いやすくなります。

手順3 空気を抜いて平らにする
袋の口を少し残して閉じ、手のひらでやさしく押しながら中の空気を抜きます。煮汁が口へ近づきすぎないようにしながら、できる範囲で密着させて封をします。
空気が多く残ると、食品の乾燥や霜につながりやすくなります。農林水産省も、冷凍時はラップや袋を使って食品を包み、空気をしっかり抜くことを勧めています。
厚みは均一に整え、できるだけ薄く平らにします。薄くするほど中心まで早く凍りやすく、解凍時間も短くなります。袋の外側へ保存日と内容を書いておけば、冷凍庫内でもひと目で確認できます。
手順4 金属製のトレーに載せて冷凍する

保存袋を金属製のバットやトレーに載せ、冷凍庫へ入れます。金属は熱を伝えやすいため、プラスチック製のトレーへ載せるより早く凍らせやすくなります。
冷蔵庫に急速冷凍機能がある場合は、取扱説明書に従って使用してください。凍るまでは袋を重ねず、一枚ずつ平らに置きます。しっかり凍った後なら、立てて収納できるので冷凍庫内も整理しやすくなります。
金属製のトレーがない場合は、冷凍庫内の平らな場所へ置くだけでも保存できます。その場合も、厚みを薄くして冷気が当たりやすい状態に整えましょう。
保存容器を使う場合の入れ方

袋から煮汁が漏れるのが気になる場合は、冷凍対応の密閉容器を使えます。容器へ一食分を入れ、表面へラップを密着させてからふたを閉じると、空気に触れる範囲を減らせます。
容器いっぱいまで詰めるのではなく、冷凍時に中身が膨らむことを考えて少し余裕を残してください。耐冷温度や電子レンジ対応の有無は商品によって異なるため、容器の表示を確認します。
冷凍庫内の省スペースを優先するなら保存袋、形を保ちながら安定して収納したいなら密閉容器が向いています。
冷凍した肉じゃがの解凍方法と温め方
冷凍した肉じゃがは、常温へ長時間置かず、電子レンジか鍋を使って温めます。中心まで温まったかを確認し、途中で混ぜながら加熱すると温度のむらを減らせます。
電子レンジで温める方法
短時間で食べたいときは、電子レンジが便利です。保存袋のまま加熱せず、袋の表面を流水などで少しゆるめてから、肉じゃがを耐熱容器へ移します。
ふんわりとラップをかけ、電子レンジで加熱します。最初から長時間加熱するのではなく、短い時間ごとに様子を見て、途中で全体を混ぜてください。加熱時間は量、電子レンジの出力、容器の形によって変わります。
煮汁が少なくなっている場合は、水またはだしを少量加えると、乾燥を抑えられます。温め終わった後は、肉の重なった部分や容器の中央まで十分に熱くなっているか確認します。
電子レンジに解凍機能がある場合は、最初に解凍機能でやわらかくしてから通常加熱へ切り替える方法もあります。
鍋で温める方法
家族分をまとめて温める場合や、煮汁をなじませたい場合は鍋が向いています。冷凍した肉じゃがを袋から取り出して鍋へ入れ、水またはだしを少量加えます。
ふたをして弱火から中火で温め、周囲が溶けてきたら木べらなどでやさしくほぐします。強火で一気に加熱すると鍋底へ煮汁が付きやすいため、様子を見ながら火加減を調整してください。
全体が溶けた後は、具材を時々返しながら中心まで温めます。味が薄く感じるときは、しょうゆをすぐに加えるのではなく、煮汁を少し煮詰めてから味を確認すると整えやすくなります。
自然解凍より素早い解凍が向いている
冷凍した肉じゃがを朝から室内へ出して自然解凍する方法は避け、電子レンジや鍋で素早く解凍します。農林水産省も、自然解凍用と表示された食品以外は、電子レンジや流水などを使って速やかに解凍するよう案内しています。
夕食に使う場合は、冷蔵庫へ移してゆっくり解凍してから、電子レンジや鍋で中心まで温める方法もあります。朝に冷凍庫から冷蔵庫へ移しておくと、夕方の加熱時間を短くできます。
解凍した分はその食事で食べきれる量にし、温め直しを何度も繰り返さないよう、小分け保存を活用してください。
解凍後に食感が気になるときの整え方
じゃがいもの食感が少し乾いたように感じる場合は、煮汁やだしを加えて弱火で煮ると全体がまとまりやすくなります。粗くつぶしたじゃがいもが煮汁へ溶け、ややとろみのある仕上がりになります。
肉じゃがの形へ戻すことにこだわらず、具材をさらに細かくして別の料理に使う方法も便利です。もともと味が付いているため、調味料を多く足さなくてもリメイクできます。
補足ポイント:解凍するときは、食べる分だけを取り出して一度で中心まで温めると、味と食感を整えやすくなります。
冷凍した肉じゃがをおいしく食べるコツ
冷凍後の肉じゃがは、そのまま温めるだけでなく、食感に合わせてリメイクすると無理なく使い切れます。特に、じゃがいもをつぶして保存した肉じゃがは、形を生かす料理より、混ぜて仕上げる料理に向いています。
煮汁を加えてしっとり温める
温め直したときに水分が少ないと感じたら、水、だし、残しておいた煮汁のいずれかを少量加えます。一度に多く入れると味が薄くなるため、大さじ1杯程度から様子を見ると調整しやすくなります。
全体を混ぜながら弱火で温めると、つぶしたじゃがいもが煮汁となじみ、しっとりした仕上がりになります。しょうゆや砂糖を加える前に味見をし、必要な場合だけ少量ずつ整えてください。
刻んだ青ねぎやゆでたさやいんげんを仕上げに添えると、冷凍前とは違う色や食感を加えられます。
肉じゃがコロッケへリメイクする
じゃがいもをつぶして冷凍した肉じゃがは、コロッケの具に使いやすい状態です。解凍して温めた後、煮汁を軽く切り、具材を食べやすい大きさまでつぶします。
水分が多い場合は、鍋やフライパンで混ぜながら加熱して水分を飛ばします。手でまとめられるかたさまで冷ましたら、形を整え、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付けて調理します。
すでに肉、玉ねぎ、にんじんへ味が付いているため、加える調味料は控えめで構いません。衣を付ける前に味を確認すると、濃くなりすぎず食べやすく仕上がります。
チーズ焼きやグラタンに活用する
解凍した肉じゃがを耐熱皿へ入れ、チーズを載せて焼けば、和風のチーズ焼きとして楽しめます。煮汁が多い場合は少し切り、具材を粗くつぶしてから耐熱皿へ広げます。
牛乳やホワイトソースを少量加えると、グラタン風に仕上げられます。肉じゃがの甘辛い味が残っているため、ソースをたくさん加えるより、具材をまとめる程度に使うと味のバランスを取りやすくなります。
一人分ずつ小さな耐熱皿へ分ければ、昼食や夕食の副菜にも使えます。パンと合わせる日にも取り入れやすいリメイクです。
オムレツやいももちの具にする
肉じゃがを細かく刻み、溶き卵へ加えると、具だくさんのオムレツにできます。煮汁が多いと卵がまとまりにくいため、汁気を切ってから混ぜてください。
じゃがいもの量が多い場合は、片栗粉を少量混ぜて丸く整え、フライパンで焼くと、いももち風に仕上がります。表面を香ばしく焼くことで、解凍後の食感の変化も感じにくくなります。
そのままの肉じゃがとして食べる分と、リメイクする分を冷凍時に分けておくと、献立を決めやすくなります。
作る前に冷凍する下味冷凍という方法もある
完成した肉じゃがを保存するだけでなく、調理前の材料を調味料と一緒に冷凍する方法もあります。食べる日に鍋で煮るため、作りたての肉じゃがを用意したい家庭に向いています。
ただし、調理済み肉じゃがの冷凍とは手順や保存期間が異なるため、同じ袋へ残り物を追加するような使い方はせず、最初から下味冷凍用として準備します。
下味冷凍は調理前の材料を保存する方法
下味冷凍では、食べやすく切った肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを、しょうゆ、みりん、砂糖などの調味料と一緒に冷凍用保存袋へ入れます。
食材が重なりすぎないように平らに整え、空気を抜いて冷凍します。食べる日は袋の中身を鍋へ移し、水やだしを加えて加熱します。
ニチレイフーズでは、調理前の牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどを調味料と一緒に冷凍し、凍った状態から鍋で煮る肉じゃがの作り置き方法を紹介しています。保存期間は約2週間とされています。
完成後の冷凍との違い
| 比較項目 | 完成後に冷凍 | 下味冷凍 |
|---|---|---|
| 保存する状態 | 煮込み済み | 加熱前 |
| 食べる日の作業 | 温め直す | 鍋で煮込む |
| じゃがいもの扱い | 粗くつぶすと食べやすい | レシピに合わせて切って入れる |
| 向いている場面 | 残った肉じゃがを保存したい | 調理時間を短くして作りたてを食べたい |
| 保存期間の目安 | 2〜3週間 | レシピに従い約2週間 |
すぐ食べられる状態を優先するなら完成後の冷凍、食感や作りたての風味を優先するなら下味冷凍が便利です。
じゃがいもの冷凍方法は切り方や加熱手順によって仕上がりが変わるため、下味冷凍を行う場合は、利用するレシピの分量と加熱方法を守りましょう。
作る量に合わせて保存方法を決める
翌日も食べる予定があるなら、翌日分は冷蔵し、それより後に食べる分だけを冷凍すると手間を抑えられます。
週末に多めに作る家庭では、完成した肉じゃがを一食分ずつ冷凍しておくと、忙しい日の主菜や副菜として使えます。翌週に肉じゃがを作る予定を立てているなら、下味冷凍で準備しておく方法も取り入れやすいでしょう。
作った料理を残さず活用したいのか、後日の調理時間を短くしたいのかを決めると、自分に合った方法を選べます。
補足ポイント:残った肉じゃがの保存には完成後の冷凍、後日作りたてを用意する準備には下味冷凍が向いています。
肉じゃがの冷凍保存で確認したいポイント
保存手順が合っていても、冷ますまでの時間や保存袋の状態によって品質は変わります。冷凍庫へ入れる前と、食べる前の両方で状態を確認しましょう。
鍋のまま室温に置き続けない
肉じゃがは量が多いほど鍋の中心が冷めにくいため、保存する分を早めに浅い容器へ移します。鍋のまま長く置いて自然に冷めるのを待つより、小分けにして冷ますほうが時間を短縮できます。
食事中に取り分ける箸と、保存用に取り分ける箸やスプーンを分けておくと、保存する分を清潔に扱いやすくなります。
粗熱が取れたら密閉し、速やかに冷蔵庫へ入れます。十分に冷えた後で、冷凍用保存袋へ移して冷凍しても構いません。
一度解凍した分は食べきる
肉じゃがを大きな袋にまとめて保存すると、全量を解凍しなければ取り出せないことがあります。食べきれなかった分を再び冷凍すると、さらに水分が抜け、味や食感が変わりやすくなります。
一人分、二人分、家族分など、普段の食事量に合わせて分けるのが使いやすい方法です。お弁当用として少量ずつ保存する場合も、小さな冷凍対応容器へ分けます。
解凍後は中心まで温め、その食事で食べきれる量を用意しましょう。
保存期間だけで状態を判断しない
冷凍した日から2〜3週間以内であっても、袋の口が開いていたり、冷凍庫内の温度変化が大きかったりすると、品質が保たれにくくなります。
表面に多量の霜が付いている、乾燥して色が大きく変わっている、袋が破れているなど、保存状態に気になる点がある場合は無理に使いません。
冷凍は食品の変化をゆっくりにする方法であり、作った直後の状態へ戻すものではありません。期間、見た目、におい、保存状況を合わせて確認してください。
保存袋や容器は用途に合うものを選ぶ
冷凍保存に使う袋は、耐冷温度が表示された冷凍用を選びます。煮汁を入れるため、袋の口がしっかり閉まり、液体を保存できるものが扱いやすくなります。
容器を選ぶ場合は、冷凍対応であることに加え、電子レンジでそのまま温めたいなら電子レンジ対応かも確認します。ふたを閉めたまま加熱できるか、少しずらす必要があるかは商品ごとに異なります。
一食分が入る大きさを選ぶと、容器の中に余分な空間ができにくく、冷凍庫内にも収納しやすくなります。
肉じゃがの冷凍に関するよくある質問
じゃがいもをつぶさずに冷凍できますか?
冷凍自体はできますが、大きな塊のままでは解凍後に水分が抜け、ざらついた食感になりやすくなります。食感を保ちやすくするには、冷凍前にフォークで粗くつぶす方法がおすすめです。形を残したい分は冷蔵し、冷凍分だけつぶすと使い分けられます。
肉じゃがを保存袋へ入れるとき煮汁は捨てますか?
煮汁はすべて捨てず、具材全体になじむ程度を一緒に入れます。煮汁があると乾燥を抑えやすく、解凍後も温めやすくなります。ただし、入れすぎると平らにしにくくなるため、袋の中で具材が軽く浸る程度に調整してください。
しらたきを入れたまま冷凍すると食べられませんか?
食べられなくなるわけではありませんが、水分が抜けて弾力の強い食感に変わりやすくなります。やわらかな仕上がりを好む場合は、冷凍前に取り除く方法が向いています。独特のかみ応えが気にならない場合は、そのまま保存する選択肢もあります。
冷凍した肉じゃがはお弁当に入れられますか?
解凍した肉じゃがを中心まで十分に加熱し、汁気を切ってからしっかり冷ませば、お弁当のおかずとして使えます。冷凍したまま弁当箱へ入れて自然解凍するのではなく、朝に加熱してから詰める方法が適しています。気温が高い時期は保冷剤も活用してください。
豚肉の肉じゃがと牛肉の肉じゃがで冷凍方法は変わりますか?
基本的な手順は同じです。どちらも一食分ずつ小分けにし、空気を抜いて素早く凍らせます。脂の多い肉は冷めると煮汁が固まりやすいため、解凍時に全体を混ぜながら温めると味がなじみます。
冷凍した肉じゃがは凍ったまま鍋へ入れられますか?
凍ったまま鍋へ移して温められます。水またはだしを少量加え、ふたをして弱火から中火で加熱してください。周囲が溶けてきたらやさしくほぐし、中心まで十分に温めます。袋から取り出しにくい場合は、袋の外側へ流水を当てて表面を少しゆるめると取り出しやすくなります。
冷凍した肉じゃがのおすすめリメイクは何ですか?
じゃがいもをつぶして冷凍した肉じゃがは、コロッケ、チーズ焼き、グラタン、オムレツ、いももちなどに使いやすくなります。解凍後に汁気を調整し、料理に合う大きさへ具材を刻んで使ってください。すでに味が付いているため、追加する調味料は味見をしてから決めます。

まとめ
肉じゃがは冷凍できますが、具材をそのまま保存するより、じゃがいもとしらたきを整えてから小分けにするほうが、解凍後も食べやすく仕上がります。
- じゃがいもはフォークなどで粗くつぶす
- しらたきやこんにゃくは冷凍前に取り除く
- 煮汁を適量加え、一食分ずつ分ける
- 保存袋の空気を抜き、薄く平らにして素早く凍らせる
- 冷凍保存期間は2〜3週間を目安にする
- 電子レンジや鍋で中心まで温める
肉じゃがの形や食感をそのまま楽しみたい分は冷蔵し、すぐに食べる予定がない分を冷凍すると使い分けやすくなります。解凍後の食感が気になるときは、コロッケやチーズ焼きなどへリメイクすれば、味の付いた具材を無理なく活用できます。作る量と食べる予定に合わせて保存方法を選び、毎日の献立に役立ててください。

